新金線旅客化、鉄道・LRT案を断念‼

新金貨物線の旅客化

BRT案提示も先行き見通せず ― マスコミが書かない真実 ―

9月24日の区議会(都市基盤整備特別委員会)で区は「新金線を活用した新たな交通システム整備構想骨子(案)」を提示しました。そこには、新金線の複線用地に専用道を整備する新たな交通システムの構築と記されており、貨物線そのものを使った方式やLRT案は事実上断念したと受け止めざるを得ません。

小林議員は委員会で何度も「鉄道やLRT案は断念したのか」と確認しましたが、区側は「専用道を整備するシステムです」と繰り返すばかりでした。最後に小林議員が「この答弁は断念と認識します」と述べたところ、区からの反論はなく、事実上の断念であることが裏付けられたと判断しています。

また、この整備構想には具体的なスケジュールが一切記載されていません。小林議員は繰り返しスケジュール感を質しましたが、区側の答弁は「決まり次第報告する」というものにとどまりました。要するに、整備構想を提示したものの、実際にいつまでに何を行うのか示せない以上、実効性に欠ける“構想止まり”の段階だと考えます。

しかし、Y新聞社は翌25日付の都民版で「BRT前進」との見出しを掲げました。議会でのやり取りとは大きな乖離があるように感じます。同紙は2022年1月、区長インタビューで「2030年までに新金線開業」と報じていましたが、今回の整備構想を見る限り、この計画は事実上消えたと言わざるを得ません。

今後の推移を注視し、行政の姿勢を問い続けながら、正確な情報を区民の皆様に分かりやすくお届けしてまいります。

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